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【症例】E-MAXによるオーバーレイ治療~製作方法での精度の違いについて~

【症例】E-MAXによるオーバーレイ治療~製作方法での精度の違いについて~

治療内容
オーバーレイ治療
期間
約1ヶ月
治療回数
2回(カウンセリング、クリーニングなどの期間は除く)
費用
165,000円(税込)

治療前・主訴

オーバーレイ症例になります。

患者様は、以前に装着したセラミックインレーがすり減って取れたということで来院されました。

お口の中を拝見すると、画像右端の歯のインレーが大部分取れています。

治療前画像│【症例】E-MAX(二ケイ酸カルシウム)によるオーバーレイ治療~製作方法による精度の違いについて~| 自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

さらに、周囲の歯質にも「クラック」と呼ばれるひび割れが起きてきており、以前と同じような部分的なセラミックインレーでの治療は難しい状態でした。

そのため、患者様とじっくりと相談した結果、オーバーレイにて治療することになりました。

治療詳細

ラバーダム防湿を行い、歯の形を整えていきます。

ラバーダム防湿画像│【症例】E-MAX(二ケイ酸リチウム)によるオーバーレイ治療~製作方法による精度の違いについて~| 自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

その後、「IDS(イミディエイトデンティンシーリング)」と呼ばれる、削った歯の面を保護・密閉する歯面処理を行ってから、オーバーレイの型取りを行います。

IDS画像│【症例】E-MAX(二ケイ酸ナトリウム)によるオーバーレイ治療~製作方法による精度の違いについて~| 自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

オーバーレイが出来上がってくるまでは仮蓋(仮歯)で過ごしていただきます。

仮蓋画像│【症例】E-MAX(二ケイ酸カルシウム)によるオーバーレイ治療~製作方法による精度の違いについて~| 自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

この期間は、原則として治療していない反対側の歯で食事をしていただきます。 粘着性の高いものや硬いものをこの仮蓋で噛んでしまうと、外れたり歪んだりする原因になります。 仮蓋に隙間ができると、歯が冷たいものでしみることがありますのでご注意ください。

こちらは2日目の歯の状態となります。

仮蓋除去画像│【症例】E-MAX(二ケイ酸カルシウム)によるオーバーレイ治療~製作方法による精度の違いについて~| 自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

オーバーレイを装着していきます。

オーバーレイ装着後画像part1│【症例】E-MAX(二ケイ酸リチウム)によるオーバーレイ治療~製作方法による精度の違いについて~| 自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

治療後の様子

装着が完了したオーバーレイです。隙間なく適合し、お口の機能が回復しました。

オーバーレイ装着後画像part2│【症例】E-MAX(二ケイ酸リチウム)によるオーバーレイ治療~製作方法による精度の違いについて~| 自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

オーバーレイ装着後画像part3│【症例】E-MAX(二ケイ酸リチウム)によるオーバーレイ治療~製作方法による精度の違いについて~| 自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

主な副作用・リスク

・治療の結果や、症状の改善を100%保証するものではありません。

・治療終了後、一時的に術後性疼痛が出る場合があります。

・セラミックやジルコニアは、状況により破折してしまう可能性があります。

・術後、激しい痛みなどの症状が出現した場合は、根管治療に移行する可能性があります。

 

三好歯科 自由が丘におけるE -MAXの製作方法とその特徴について

今回はセラミックオーバーレイの治療についてご紹介しました。

三好歯科 自由が丘では、E-MAX(二ケイ酸リチウム)というセラミック素材を用い、セラミックインレー、アンレー、オーバーレイを作製しています。

E-MAXには2つの製作方法が存在します。「プレス法(熱加圧成形法)」と「CAD/CAM法(ミリングマシンによる削り出し法)」です。それぞれ以下のような特徴がありますが、当院ではプレス法を採用しています。

①歯とのぴったり感(辺縁適合性・マージンの精度)の比較

・プレス法: 約900℃の高温でセラミックを型に圧入(プレス)するため、流動性により非常に高い適合性を備えています。歯との隙間が生じにくいのが強みです。

・CAD/CAM法:回転するミリングバー(切削工具)でブロックを削り出すため、器具の直径よりも細い溝や鋭利な形状は再現できないという「ジオメトリ制限」があります。

②材料としての強さ(材料物性)の比較

・プレス法: チッピング(微小破折)やクラックが発生しにくく、高い耐久性を備えています。

・CAD/CAM法:プレス法と比較して強度に劣ります。

③見た目の美しさ(審美性・色調再現性)の比較

・プレス法: 天然歯特有の複雑な色調や透明感を、高いレベルでリアルに再現できます。

・CAD/CAM法:基本的には単一色のブロックから削り出すため、そのままでは単調な色調になりがちです。

プレス法が持つ「デメリット」について

当院で採用しているプレス法には、デメリットも存在します。

まず、デジタルで型取りをする「光学印象」という手技に対応していません。

また製作工程が複雑なため出来上がりに時間がかかります。

つまり、型取りをしてから装着するまでの期間が長くなります。

そのため、いわゆる「ワンデイ治療」と呼ばれる、1日でセラミックの型取りから装着まで行うようなことはできません(CAD/CAM法を用いている医院では可能なことがあります)。

そして、製作にかかるコストが高いため、CAD/CAM法より金額が高い傾向にあります。

インレー・アンレー・オーバーレイにおける「ジルコニア」への見解

近年、ジルコニアによるインレー、アンレー、オーバーレイを行っている歯科医院も増えてきています。当院でも検討した時期もありましたが、思うところがあり現在はジルコニアでの治療は「原則クラウンのみ」とさせていただいております。

激しい嘔吐反射があり通常の型取りがどうしても難しいなど、特別な事情がある場合は、ご相談の上でジルコニアによるインレーやアンレーを行うことも可能ですが、ジルコニアオーバーレイを含め、原則として当院では対応をしておりません。あらかじめご了承いただけますと幸いです。

三好歯科 自由が丘では、それぞれの素材や製作方法における長所・短所をプロの目でシビアに判断し、患者様の歯が最も長持ちする方法を選択しています。治療について気になることやご質問があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

三好歯科 自由が丘 歯科医師 望月

 

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