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【症例】問題のある部位のみの治療VS全体を見据えた治療計画

【症例】問題のある部位のみの治療VS全体を見据えた治療計画

治療内容
インプラント、前歯部オールセラミッククラウン、マイクロエンド(精密根管治療)、フルジルコニアブリッジ、セラミックインレー、ガムブリーチ
期間
1年
治療回数
約30回(歯周治療含めて)
費用
約2,500,000円

 

治療前

今回の症例は、全顎症例になります。

残根状態の歯や、すでに欠損している歯、コンポジットレジンの劣化など様々な状態の歯が乱立しています。

患者様とご相談の上、問題のある歯をすべて治療していく方針となりました。

治療前口腔内画像|【症例】問題のある部位のみの治療VS全体を見据えた治療計画|自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

治療詳細

左の前歯3本は大きなコンポジットレジンが入っており、患者様とご相談したところ、全てジルコニアセラミックにて治療する方針となりました。また、左上の欠損歯はインプラントを行うこととなりました。

前歯部修復につきものなのがホワイトニングです。インプラントの結合期間には数カ月かかりますので、この期間を利用して、

①ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用したデュアルホワイトニング

②その色に合わせた仮歯を前歯に入れる

③他の虫歯治療(マイクロエンド、セラミックインレー、ジルコニアクラウンなど)

を順に行いインプラント結合完了後に最終的な被せ物を制作していきます。

下の写真はホワイトニング後に仮歯を入れるために歯を一回り削っているところです。

仮歯入れる前の画像|【症例】問題のある部位のみの治療VS全体を見据えた治療計画|自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

治療後の様子

①インプラント

②前歯部ジルコニアセラミック

③セラミックインレー(E-MAXインレー)

④ジルコニアブリッジ

⑤マイクロエンド(精密根管治療)

⑥オフィスホワイトニング(3クール)

⑦ガムブリーチ(ガムピーリング)

をそれぞれの部位に行いました。

治療後口腔内画像|【症例】問題のある部位のみの治療VS全体を見据えた治療計画|自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘 治療後レントゲン画像|【症例】問題のある部位のみの治療VS全体を見据えた治療計画|自由が丘の歯医者 三好歯科 自由が丘

主な副作用・リスク

①セラミック(ジルコニアクラウン、EMAXインレー)について

◇噛み合わせの違和感

・装着直後はクラウンの高さや形態が微妙に合わず、噛んだときに違和感がでる場合があります。

◇痛みや神経のダメージ

・深く削ることで神経に負担をかけてしまい、治療後に痛みや知覚過敏が出ることがあります。

・刺激により神経が炎症を起こすと、後に根管治療(神経を取る処置)が必要になる場合があります。

◇歯の破折リスク

・神経がある歯でも、大きく削ることで歯質が弱くなり、将来的に破折する可能性があります。

◇クラウンの脱離・破損・経年劣化

・外力によりクラウンが外れることがあります。

・噛み合わせが強い場合や歯ぎしりがあると、一部、または全部が欠けることがあります。

・経年的に劣化する可能性があります。

②根管治療について

・専門ドクターによるマイクロスコープを用いた精密根管治療は、全て自費診療であり治療の特性上治癒を保証するものではありません。

・根管治療特有の偶発症が起こる可能性があります。

・術後、症状が改善しない場合は、抜歯などの外科処置を行うことがあります。

③インプラントについて

・術前の診査結果や全身状態によってはインプラント治療をお断りするケースがあります。

・インプラントはインプラント周囲炎という疾患にかかるリスクがあります、予後に関して患者様自身の努力やメンテナンスへのご協力が必須となってまいります。

・インプラントは外科治療になります。術後の疼痛を含め、偶発症や神経障害などのリスク等をよく主治医から説明を受け、同意を頂いてからの処置となります。

④ガムブリーチについて

・ガムブリーチの症例をご参照ください。

三好歯科 自由が丘では、「部分的な治療」だけでなく「全体的な治療」を意識しています

歯科治療は、「問題が起きた時(とれた、かけた、揺れてる、痛い、噛めないなど)に、治療をして、定期的にフォローする」といった部分的な治療のイメージがあるかもしれません。しかし、我々歯科医師目線では違います。場合によっては、すべての歯を巻きこんだ全体的な治療(全顎治療と言います)が必要なケースがあります。今回の症例は、’審美’という観点から全体にホワイトニングを施術したことに加え、仮歯やセラミックを用いて統一感のある治療を施しています。全体を見据えた治療計画には、治療回数、期間、費用、患者様のモチベーションなど様々なハードルがあり、一歩を踏み出せず部分的な治療にとどまってしまう患者様が多い印象があります。もちろん、患者様の選択ですので、そのご決断を尊重して誠心誠意治療を行います。しかし全体を見据えた治療を行った方が、上記のケースのように調和の取れた治療を行うことができます。

お口の健康は、ひとつの歯だけでなく“全体のバランス”が整ってこそ長期的に守られます。

将来のトラブルを減らし、より快適に、より美しく過ごしていただくために、三好歯科 自由が丘では「全体を見据えた治療計画」を大切にしています。

部分的な治療だけで終わらせるのではなく、「今」だけでなく「10年後・20年後」を見据えた選択を、私たちと一緒に考えていきましょう。

 

何か気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

あなたの大切なお口の未来を守るお手伝いができれば幸いです。

 

三好歯科 自由が丘 歯科医師 望月